Proceedings of the Entomological Society of Washington, 120: 807-824
中国大陸のコナラ近縁種(Quercus fabri)の葉に形成されるナラハタイコタマフシ様の虫えい形成者をAndricus wuhanensisとして新種記載した。また、日本のコナラの葉に形成されるナラハタイコタマフシの形成者が、台湾から記載されたAndricus
pseudocurvatorであることを明らかにし、日本および中国大陸から初記録するとともに、本種の単性世代(単性世代の虫えいはナラメムレトガリタマフシ)の成虫形態を明らかにした。さらに、タイプ標本の調査結果に基づき、ナラハタイコタマフシの形成者として用いられたことがあったA.
moriokaeが、ナラハムレタイコタマフシの形成者であることを明らかにした。